トッピック ユキノカサガイ科

ユキノカサガイ科
 形状はツタノハガイ科と同じ笠形状、生息場所も類似しています。貝殻の大きな相違点は、ツタノハガイ科の内面は、真珠層で周縁は縁取られないのに対し、ユキノカサガイ科は、内面に真珠光沢はなく、周縁が縁取られています。なお、本科は不味であり、食用とされません。
大島元町弘法浜
1.スゲガサ Limalepeta lima Dall
 分布は北海道東南部以北ですが、八丈島に採集記録があります(葛西重雄1968)。写真は岩手県宮古産(殻長27.9mm)、殻は白色で薄く、殻表には多数の放射肋があります。
 本種はシロガサ科に属します。
2.ワタゾコシロアミガサ  Pectinodonta ryhssa (DALL)
 大島水深1,560-1,640mにて生貝1個体採集(奥谷喬司 1964)、八丈島(葛西重雄 1968)。
 著者は千葉県金谷の漁船が東京湾口の刺網漁業で漁網に掛かった沈木に着生しているものを採集、水深は約150m、殻長9.5-11,1mm。
3.ウノアシ  Patelloida (Collisellina) saccharina lanx (REEVE)
 殻は星型扁平、殻表の7条内外の強い放射肋があり、丁度鵜の足に類似します。分布は伊豆諸島三宅島以北に多く、八丈島は少ない。
4.リュウキュウアオガイ  Patelloida (Chiazacmea) strata (QUOY & GAIMARD)
 殻はアオガイに似るが類円形、殻頂は中央付近。三宅島(手塚芳治 1995)。
5.ヒメコザラ Patelloida (Asteracmea) pygmaea (DUNKER)
 本種ならびにシボリガイ、ツボミ、シボリガイモドキの4種は、学名(学名は左から、属名、亜属名、種名、亜種名、右端の大文字は命名者)が種名まで同じであると言うことからも分かるように、非常に近い関係にあります。
 奥谷喬司(2000)は、ヒメコザラ(ヒメコザラ型)Patelloida pygmaea form heroldi (DUNKER)、ヒメコザラ(シボリガイ型)Patelloida pygmaea (DUNKER)、ヒメコザラ(ツボミ型)Patelloida
 pygmaea form conulus (DUNKER)と整理しています。
伊豆諸島、打上採集



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ユキノカサガイ科1
ユキノカサガイ科1
ユキノカサガイ科2
ユキノカサガイ科2
ユキノカサガイ科3
ユキノカサガイ科3